SAVE THE CAT まとめ(1)ログライン
舞台用の脚本を書いてみたいと思ったので「SAVE THE CAT」購入しました!
著者ブレイク・スナイダー氏はハリウッドで最も成功した競売向け脚本家の一人として注目された。今回読んだのは映画用の脚本術。しかし読んでみると、映画だけではなく他の媒体でも取り入れられる内容だと思いました。脚本術だけでなくブレイク氏がどう生きたか、どのようにして辿り着いたか、そしてブレイク氏の熱い思いが書かれている。いやーーーほんとに熱かった!!行動力に欠ける自分としては、なんだか背中を押されているような気がしました!!
内容をよりインプットするためにただまとめていきます。
サイトーー用なのでそこはご了承ください。
1 ログライン
「どんな映画なの?」
この質問こそが勝負の鍵。
この単純な質問こそ映画の全てを語る。
この単純な質問に、うまくこたえられるかにすべてはかかっている。
もしこの「どんな映画なの?」に答えられなければ、それで終わりだ。そんな映画にリスクを冒してまでお金を払うわけがない。
しかし、この質問に一行で素早く、簡潔に、独創的に語れられたなら、相手は必ず関心を持つ!
脚本を書き始める前にその一行が書ければ、ストーリー自体も良くなってくるのである。
脚本の内容を一行で説明するもの。これをハリウッドではログラインと呼ばれている。要は本の表紙みたいなものだ。
赤の他人をワクワクさせることが脚本家の最初にすべき仕事だ!1行(ログライン)で読者の心を掴めないようなストーリーなんて聞くまでもない!とブレイクは言っている。
ジャンルを超えて良いログラインとは全て共通項がある。「どんな映画なの?」に明確に答えているだけでなく、確実に売れる四つの要素が含まれている!
a 皮肉 気持ちが動かされ、感情を揺すぶられるような劇的な状況はあるか?
b イメージの広がり 全体像が想像できるか、可能性が見えるか、何か起こりそうな予感があるか?
c 観客と制作費 作品の雰囲気、ターゲット層、制作費が示されているか?
d パンチの効いたタイトル ミエミエでバカっぽくなく、ストーリーを象徴するような言葉があるか?
もしもこの四つの要素の内一つでも含まれていなかったら、ストーリー全体を見直すべき。それほどしっかり考えなきゃだめだ!!
簡潔で核心のついたログラインができると、登場人物は際立ち、ストーリーは明確になり、脚本を描くのも楽になるのである!!!
作ったログラインがどう思うか他人に意見を聞いてみると良い。チケットを買ってくれるのは大半は他人だからその人達にとって意味のあることでなきゃダメなのだ!
(2)ジャンル に続く